サントニン

回虫の自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

回虫に対しては作用するが、蟯虫に対しては有効性が認められていない。

便秘がちな人は虫を排泄するために、サントニン服用後に適宜瀉下薬を用いた方がよい。

サントニン服用中は油性下剤のヒマシ油、加香ヒマシ油などと併用してはならない。併用するとサントニンの吸収が促進され、中毒症状(感覚異常、頭痛、悪心、腹痛等)があらわれることがある。 

消化管から吸収されたサントニンは主に肝臓で代謝されるが、肝臓病の診断を受けた人では、肝障害を悪化させるおそれがあるため、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされることが望ましい。

服用後、一時的に物が黄色く見えたり、耳鳴り、口渇が現れることがある。 

1日2回空腹時、あるいは就寝前1回及び翌朝1回経口投与する。

虫体にのみ作用し、虫卵には作用しない。


相談すること
「肝臓病」の診断を受けた人
肝機能障害を悪化させるおそれがあるため。 


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