柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
神経質、精神不安、不眠等の症状の改善を目的として用いられる漢方処方製剤の1つ。

精神不安があり、動悸や不眠などを伴う人における、高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症、更年期神経症に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人、瀉下薬(下剤)を服用している人では、腹痛、激しい腹痛を伴う下痢の副作用が現れやすい等、不向きとされている。

重篤な副作用として、まれに肝機能障害、間質性肺炎を生じることが知られている。
小児の疳や夜泣きにも用いられるが、1週間位服用しても症状の改善がみられないときには、いったん服用を中止して、専門家に相談する等、その漢方処方製剤の使用が適しているかどうか見直すことが望ましい。


構成生薬としてダイオウを含む(ツムラの製品を除く)⇒ダイオウを含む漢方製剤服用上の注意



相談すること
「瀉下薬(下剤)を服用中の方」


柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)の構成生薬
  • サイコ
  • ハンゲ
  • ブクリョウ
  • ケイヒ
  • タイソウ
  • ニンジン
  • ボレイ
  • ショウキョウ
  • オウゴン
  • ダイオウ(ツムラ製品には含まれていない)
  • リュウコツ
 ツムラの製品のみダイオウを含まない。



薬局で買える「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」製品の例
  ・ 柴胡加竜骨牡蛎湯エキス顆粒【第2類医薬品】
  ・ 【第2類医薬品】ツムラ漢方柴胡加竜骨牡蛎湯エキス顆粒 12包
  ・ クラシエ 柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)

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